【首席客演コンサートマスター】

Ulla BUNDIES ウッラ・ブンディース

  1959年、南アフリカのサマーセット・ウェスト生まれ。ドイツで育ち、ハノーヴァー音楽大学で学ぶ。現在、古楽演奏における重要なバロック・ヴァイオリン奏者の一人である。
 C.ショルンスハイム、A.シュタイアーなど数多くの音楽家と共演するとともに、1984年に設立されたハノーヴァーのバロック・アンサンブルMusica Alta Ripaではソリストとして長く活躍。このアンサンブルとは25枚以上のCDを収録しているが、なかでもJ.S.バッハの≪イ短調ヴァイオリン協奏曲≫がカンヌ国際レコード見本市において「ソロ協奏曲部門」レコード大賞Cannes Classical Awardを受賞した。創立20周年を迎えた2004年には9月に国立ハノーヴァー歌劇場で舞台作品を上演。
 また1987年設立の声楽アンサンブルCantus Cöllnともたびたび共演し、2003年にハルモニア・ムンディ・フランスから発売された録音はドイツ・レコード批評家賞を受賞している。翌2004年、ウィーンのレゾナンツェン古楽音楽祭ではソリストとして成功を収めた。
 他にも、1999年設立の古楽団体Saarbrücker Ensemble Parlandoではコンサートマスターとして、2002年設立の古楽器による四重奏団Hoffmeister Quartettや、名声ある室内楽団Les Adieuxでもメンバーとして長年活動している。
 演奏活動はヨーロッパ諸国、イスラエル、オーストラリア、中南米、アメリカ合衆国、中国、東南アジアに及び、数年前からはソリストとして日本でも定期的に演奏。
 2010年夏より、日本テレマン協会のミュージック・アドヴァイザーを務め、2012年春よりテレマン室内オーケストラの首席客演コンサートマスターに就任。

CDリスト

J.S.バッハ ヴァイオリンとチェンバロのための6つのソナタ WWCC-7715-6(2枚組) ¥5000+税
モーツァルト ヴァイオリンソナタ WWCC-7783 ¥2500+税
古典派二重奏の系譜 WWCC-7832 ¥2500+税