日本テレマン協会について

 延原武春によって創設されたバロックからベートーヴェンまでを専門とする室内楽団です。「テレマン室内オーケストラ」と「テレマン室内合唱団」を有し、また「日本テレマン協会後援会」という支援団体がサポートをしています。
 設立は1963年。当時大阪音楽大学の学生だった延原武春が「バロック音楽の普及・啓蒙」と「楽しさ」をテーマに、新しい演奏会の可能性を追求すべく「テレマン・アンサンブル」を結成したのがその始まりです。「定期演奏会」のほか、聴衆とともにサロンを形成しようとした「マンスリーコンサート」、宗教音楽を教会の聖堂で奏でる「教会音楽シリーズ」などを軸とし、関西を中心に全国的な活動を展開。1977年「文化庁芸術祭優秀賞」、1986年「第17回サントリー音楽賞」を関西の団体としては初めて受賞しました。
 2008年にはベートーヴェンの交響曲全曲をクラシカル楽器にて公演。これが引き金となって延原は2009年ドイツ連邦共和国より功労勲章を受章しました。以後延原は日本フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団などを指揮し好評を博したことは皆さんにとっても記憶に新しいことと思います。

テレマンとは

 ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681年3月14日~1767年6月25日)は後期バロック音楽のドイツ人作曲家。バッハ、ヘンデルも足元に及ばない高い評価を受けていた作曲家で、大変な多作家としても有名です。代表的な作品は「食卓の音楽」という曲集。延原武春はテレマンの自叙伝にあった「人が喜ぶために作曲している」という言葉に感銘を受け、彼の名をかかげたグループを結成しました。
 テレマンは大変面倒見の良い人でもあったようで、バッハの次男の名付け親でもあり、また自身がハンブルクで臨終の時を迎える際、後継者にその「次男」を指名したという逸話も残っています。またヘンデルとの親交は深く、ロンドンから様々な珍しい植物をヘンデルは彼宛に送っていたとか。またテレマンが「食卓の音楽」を出版する際、予約者の最初の方にヘンデルの名が入っていることも有名な話です。
 バッハ、ヘンデルにとっては「偉大なる先輩」であったテレマン。彼の作品だけではなく、その心意気を伝えたい…それが私たちの使命でもあります。