テレマン室内合唱団 Telemann Chamber Chorus
1969年に延原武春が創設した合唱団。主にテレマン室内オーケストラとともに演奏活動を続けており、1985年には「J.S.バッハ生誕300年記念国際音楽祭」に、日本から唯一招待され参加し現地新聞等やその外電も含め当時大きな評判となる。ホームグラウンドとも言うべきカトリック夙川教会に於ける「教会音楽シリーズ」は、公演回数も190回を超え、最も大きな活躍の場となっている。これまでに、ヘンデルの10種類の違ったバージョンを年一回のサイクルで連続的に公演した「メサイア10年連続公演シリーズ」、「ヘンデル本邦初演オラトリオシリーズ」、幻のテレマン作受難曲集の公演「テレマンプロジェクト」、また「延原武春の受難曲シリーズ」を開催するなど、数多くの挑戦的な試みに取り組み、多くの注目と称賛の声を集めている。
特に、大阪のザ・シンフォニーホールにて1983年にスタートした「100人の第九」と題された公演にはテレマン室内オーケストラと共に出演し、現在でも連続的に継続しており、人気シリーズとして関西のクラシック音楽の名物公演になっている。
創立50周年を機に、パブロ・エスカンデ氏が合唱団指揮者に、中村朋子氏がディレクターに就任した。エスカンデ氏は、オランダで作曲家、鍵盤楽器奏者、合唱指揮者としての活躍を経て2012年来日。彼のプログラミングにより、これまで得意としてきた後期バロック時代の作品に加え、初期バロック時代の音楽にも力を入れていくこととなり、新たなレパートリーの拡大とともに、今後の更なる発展が期待される。
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松井義知(団長)
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パブロ・エスカンデ(指揮者)
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中村朋子(ディレクター)
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新井俊稀(アシスタント・コンダクター)
CDリスト